2014年12月25日木曜日

祭式教室大掃除

12月25日 毛唐の行事に浮かれることなく、みすゞ会員は毎年恒例の祭式教室の大掃除に参加しました。新年を気持ちよく迎えるために 普段掃除していない更衣室、大床下、祭器具倉庫など様々な場所をお掃除しました。
大掃除のお話・・・大掃除をせずに年を越したらどうなってしまうのでしょうか?恐らく掃除がされていない汚い部屋の中でも、いつもと同じように新年を迎えることができるはずです。しかし、そこに住む人間のモチベーションは確実に下がり、何をするにしてもやる気が起こらなくなってしまうでしょう。人間にとって新しい年を迎えるという行為は重要なものなのです。大掃除と一緒に去年の悪い思い出を全て片づけてしまい、きれいになった家に新しい幸運を呼び込むような考え方もできるでしょう。大掃除をするということはただ気持ちよく新年を迎えること言うことだけではなく、色んな意味が含まれているのです。
昔の日本では、年末の大掃除を神聖な儀式と考えていました。
新年に神様をお迎えするために住居をきれいに保っておくという考え方です。神様をお迎えするということは、その年1年の安泰を願うということでもあります。そして、神様への感謝と五穀豊穣を祈願し、家中のすすを払い清めるという行事がありました。これは「煤払い(すすはらい)」と呼ばれおり、今でも神社仏閣などでは煤払いを行うところが多くあります。
そしてこの煤払いが12月13日に行われることから、一般家庭でもこの日になると神棚や仏壇の掃除を掃除し、その後からお正月の準備を始めていたようです。これが大掃除の原型です。
12月13日の日付の理由としては、昔は商家などで奉公している方が新年に間に合うように里帰りをするのに適した時期だったことが大きな理由とされています。今と違い昔は電車や車がありませんので移動に時間もかかるので、この時期が丁度良かったのでしょう。
今の大掃除はなんとなく年末にする習慣のようになっていますが、昔の大掃除は新年を迎えるための神聖な行事でもあったのです。
話は戻って最後に、大掃除を以って今年の活動をすべて終えました。2015年もみすゞ会をよろしくお願いします。
 
 

2014年12月6日土曜日

後期総会

去る12月6日、本学におきまして、みすゞ会員ご出席のもと、後期総会が開かれました。これにより、幹部が引き継がれ新体制で始まります。
来年もみすゞ会をよろしくお願いします。
そして、今年までみすゞ会を引っ張ってきてくださった会長、副会長を始めとする幹部の皆さま、お疲れ様でした。これからもご指導よろしくお願い致します。

2014年11月3日月曜日

若木祭 舞の披露

國學院大學若木祭が行われました。今年で132回を数えた若木祭では、各部会やサークルが演奏・演武披露や展示など思い思いの形で日頃の取り組み成果を表現しています。また、中庭では体育連合会水泳部がたこ焼き屋を営んだり、多くの部会・県人会が模擬店を出店していました。

神楽舞サークルみすず会は祭式教室にて神楽舞、祭祀舞を披露しました。今回は若木祭中の活動を紹介したいと思います。
すゞ会しおり作成風景 
8ページに渡るしおりが完成しました。人数が多いと早い!
 着装の様子
かもじや装束を付けています

本番の様子
豊栄舞、浦安舞、朝日舞、人長舞が披露されました。今年は休日で天候もよかったため、学生や同会所属学生のご父母や一般の方など多くの来場者に恵まれ大盛況でした。ご来場ありがとうございました。 
 

1年生は初舞台を良い緊張感を持ちながら披露することができたのではないでしょうか。今年行う大学でのお祭りはこれで終わりですが、来年になると様々な行事がありますので、ぜひ今回の初舞台を機に積極的に参加してほしいと思います。これからまた豊栄舞の復習から始まり、朝日舞、浦安の舞も習得していきますので頑張りましょう!!お疲れ様でした。 

2014年11月2日日曜日

國學院若木祭神輿渡御

國學院大學若木祭神輿渡御が行われました。この行事は若木祭では毎年恒例となっており今回で42回目(途中途絶えた時期も有り)となります。今年は111日宵宮祭、2日発御祭 神輿渡御(行列は、先導先祓い‐猿田彦 - 舞姫 -  楽人 - 高張提灯 - 一之宮神輿 - 二之宮神輿 - 給水車) 還御祭 直会が無事斎行され、みすゞ会からも神輿の随行員と舞姫として参加しました。
神輿渡御は、キャンパス内に鎮座する神殿の大神様(天照大神・八百万大神)の御分霊を御神輿に遷しして、学内とその周辺を渡御するという趣旨で行われます。パレードやイベントのお神輿ではなく、本当に神様がお乗りになっていることが、國學院大學の神渡御の特徴です。

國院大學から金王八幡宮、明治通り、氷川神社、駒沢通りと練り歩きました。
みすゞ会提灯
今年は神輿には神道五部会提灯を付けての渡御いたしました。みすゞ会の提灯も!
還御祭 豊栄舞奉納
御神輿の前で奉納する舞は、観月祭とはまた一味違った様子でした。
今回、みすゞ会は舞の公演のため、神輿行事の全てに関わることはできませんでしたが、都合に合わせて配慮していただいた若木睦を始めとする他部会の方々に感謝申し上げます。来年は今年以上に盛り上がる神輿渡御が行われれば幸いです。ありがとうございました。

2014年10月24日金曜日

CID-UNESCOWorld Dance Congress 2014

「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」(ユネスコ憲章前文)
UNESCO(国際連合教育科学文化機関)は、諸国民の教育、科学及び文化の協力と交流を通じて国際平和と人類の共通の福祉の促進を目的とした国際連合の専門機関です。
CID-UNESCOは、このユネスコの理念の基1973年にユネスコ本部の中に非営利目的の非政府機関として創設されました。世界中の国々のあらゆるスタイルのダンスの壁を越え芸術向上の意識をもち、ダンスを通して「平和」を築き上げることを目的としています
 URL:World Dance Congress2014
そんなCID-UNESCOが主催するダンスの祭典、World Dance Congress にみすゞ会もパフォーマーとして参加してきました。
舞人は本装束を着用し、浦安の舞を披露致しました。
日本の伝統芸能、神楽を広め、舞の魅力を伝えることができたので大会の目標は達成されたと思います。(公演終了後のロビーで最も写真撮影を求められていたグループだったそうです。)
神楽舞を英語でShinto votive danceと言いますが、外国人にはあまり伝わらず(汗)Japanese traditional danceやdance of Japanese religion の方がいい反応を受けました。
カナダのダンサー曰く、神道はわからないし、神様に捧げる踊りということがそもそもわからないとのこと。。。その国の文化を外国に伝えることは簡単ではないと改めて感じさせられました。
 
TEMPURA KIDZ など有名なダンサーが多く出演しており、表現力や本番での立ち振る舞い、舞台直前の過ごし方などの様々な面で勉強になることがありました。今後に活かしていきたいですね。
いろいろありましたが、みすゞ会世界デビューおめでとうございます。
神楽舞サークルみすゞ会の英語表記はMisuzu-Shinto Votive Dance Club(kagura) です。 

2014年10月11日土曜日

観月祭

穏やかな秋空の下、渋谷キャンパス神殿前にて、観月祭が執り行われました。
今年で5回目となり、今では神道文化学部の公式の行事となっております。
みすゞ会からも伶人・舞姫として参加し、ご神前で奉納いたしました。
以下写真とともに紹介いたします。
学生が制作したしおりとポスター
当日の様子
準備のため、白衣姿の学生が多く見受けられます。
習礼
本番直前、最終調整をしております。
献供の儀
観月祭が始まりまして、はじめにお神酒、月見だんご、さと芋や栗などの秋の作物、すすき、小菊が献供されました。 
管絃
盤渉調(ばんしきちょう)の音取りから始まり、竹林楽(ちくりんらく)、青海波(せいがいは)、千秋楽(せんしゅうらく)が演奏されました。
豊栄舞(とよさかまい)
太陽の恵みや、生きていることへの喜び、自然への感謝の意味が込められている舞です。女性が舞うことを前提にしたためられたもので「乙女の舞」とも呼ばれています。
浦安(うらやす)の舞
世の中が穏やかで、世界が平和で乱れないことを願い、心も波風立たぬ安らかな気持ちで人々が平穏無事に過ごせるようにといった意味が込められています。
人長舞(にんちょうまい)
人長とは神楽を舞う人の長を指す名称で、宮中に古くから伝わる舞です。手には御鏡を模した輪を取り付けた榊の枝を、腰には太刀を携えて上品で優雅に舞ます。たおやかな女性の舞とは対照的に、雄々しい「益荒男振り」の剛気が、遺憾なく発揮されていました。
五常楽(ごしょうらく)。
五常楽は、唐(現在の中国)から伝わった舞と言われいて、「左方(さほう)の舞」と呼ばれています。ちなみに、朝鮮半島から渡ってきたものは「右方(うほう)の舞」と呼ばれています。
直会
有栖川宮記念ホールで、盛大な打ち上げが行われました。他サークルと交流し、仲を深めています。若木睦からは神輿渡御(11月2日)の宣伝も行われました。
このたび、ご指導をいただいた小野貴嗣先生はじめ諸先生方に、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。 これを機にみすゞ会がますます盛り上がることを願いまして、観月祭の報告とさせていただきます。
有栖川宮記念ホールからはきれいな月が見えました。 
 

2014年9月17日水曜日

夏休みのお稽古

國學院大學は後期が近づいてきました。みすゞ会員は観月祭、若木祭に向けての準備が本格化していきます!頑張っていきましょう。今回は夏休み中の活動の一部を紹介します。
最初は必ず「歌」の稽古から始まります。右膝を右手で何度も打ちながら拍を数えることで、「拍子」の感覚を養うのです。声を出して歌うことで歌を覚えますし、振り付けも覚えると頭の中で舞のイメージもしやすくなります。
舞で使う髢のつけ方を学んでいます。これは1人で着けることができないので、ペアで覚えています。 髢(かもじ)・・・添え髪・義髪(つまり付け毛)のこと。舞で髪を結ったり垂らしたりする場合に地毛の足りない部分を補うために用います。 
 
1年生は若木祭の発表に向けて舞の振り付けを覚えています。1年生にとっては初めての舞台。若木祭(11月1日~3日)が楽しみですね。後期もよろしくお願いします。

(おまけ)朝日舞の弾き語り 。以上夏休みの活動でした。