2015年4月29日水曜日

新入会員のお稽古


花が去り、寂しいかと思えば新緑が映える季節が来ました。
よく考えれば花が咲いている季節より緑でいる時間の方が長いですよね
青や緑色は人の目に優しいと聞きます。
植物たちが私たちに合わせてくれたのか、私たちが植物にあわせたのか…。共存の知恵でしょうか。不思議なものです。

若葉の季節と同時に、新入生のお稽古も始まりました。

教えてもらっていた後輩が今度は先輩として新入生に教えています。
舞を理解してもらうためにあれでもない、これでもないと教える側も一生懸命です。


今ではするすると舞える舞も先輩たちが一からこのように教えてくれていたと思うと、今更かもしれませんが先輩の偉大さが身に染みてわかりました。
教えていくうちに自分は何を理解していないのか、またどのような気持ちで舞っていたのか、再認識して私たちも勉強になっています。


観月祭や神社でのご奉仕など華やかなイメージがある神楽舞ですが、実は地味な作業の繰り返しの中に本質があるのではと思います。生半可ではすぐに人にも神様にも見抜かれてしまいます。その一つ一つ、目に見えない事柄をしっかりこなすことが重要なのだと、見学や体験を通して、新入生に少しでも伝わればいいなと思っています。







新しいみすゞ会と初夏に思いを馳せて









2015年4月18日土曜日

合同稽古始


この前まで雨が続き、洗濯物がなかなか干せずにいたのに最近は晴れが続き夏日までにもなっていますね。皆様、いかがお過ごしですか?

本日、神道五部会による、「合同稽古始」が執り行われました。

神道五部会とは、
祭式や学校の神殿奉仕などを専門に行っている「瑞玉會」、
雅楽を専門に活動している「青葉雅楽会」、
祭式の勉強を主とする「禮法研究会」、
若木祭等の神輿、氏子的活動をしている「若木睦」、
そして神楽舞を専門とした私たち「みすゞ会」
この五つの神道系部会(サークル)のことを指します。

今年度は瑞玉さんが主体となって、この会を進めてくれました。


合同稽古始お知らせの黒板の絵、実はみすゞ会員が書いたものなのです


とても華やかで春らしい雅さが出てます。
黒板裏にはご愛嬌。

 
みすゞ会では「豊栄舞」と「朝日舞」を奉納させていただきました。
最後の習礼、少し緊張感が走ります。



新二年生による、豊栄舞です。

一年生のときから四人でずっとがんばってきました。息もばっちり合っています。
一人欠けたり、違う人だったりするだけで舞の雰囲気は全く変わります。
不思議ですね…、この四人ならではの豊栄舞。まだまだ、完成とはいきませんが一年の頃よりは大分成長しました

次に、男性会員による朝日舞です。
神楽舞は何も女性だけの舞ではありません。男性でしか舞えない舞もあるのです
その舞はとても凛々しく動作が重々しい。女性とは違う神聖さを感じます。
今回の朝日舞の舞人は今年で卒業してしまうためみすゞ会では男性会員を募集しております。




その後に部会ごとの紹介、勧誘を行いました。
やる気のある新入生がたくさん興味を持ってくださったのでみすゞ会一同、驚き、嬉しく思います。




是非、見学にもいらして下さいね!






つつじの咲く頃に