2014年8月30日土曜日

「浦安の舞」講習会 

みすゞ会は普段大學の施設をお借りして稽古に励んでいますが、先日大學以外でも舞を学ぶことができるのかというお問い合わせがあったので今回は、一般財団法人神社音楽協会が主催の「浦安の舞」講習会について紹介します。
8月26日~30日、明治神宮にて行われた「浦安の舞」の講習会にみすゞ会からも数名参加しました。
神社音楽協会とは、宮内省楽部楽長多忠朝(おおのただとも)によって昭和7年に創設された団体です。神楽舞を始めとする神社音楽を継承、普及に努め、日本文化の進歩、発展に貢献することを目的としています。神社音楽とは、神社の音楽すなわち神社祭祀に関する一切の歌舞音楽を総括した名称のことです。
この協会が毎年3回浦安の舞の講習会を行っています。女性だけでなく、男性もこの講習会には参加しています。(注)神前で浦安舞は女性しか舞うことができません。詳しくはHPをご覧ください。(講習会の中は写真撮影が禁止のため、明治神宮の写真です。)5日間お疲れ様でした。

2014年8月23日土曜日

オープンキャンパス 『舞楽披露』~浦安舞~

オープンキャンパス 舞楽披露 第2弾
体験授業の中で浦安舞を披露させていただきました。5月同様、神道文化学部星野光樹助教授の講義『舞楽披露』の中での出演です。 
2回の講演で計150名を超える来場者に来ていただき、体験授業は大盛況でした。受講者数はオープンキャンパスの最多記録を超えたそうなので、これから人気講座となりそうですね。授業が始まる15分前から祭式教室の扉前では多くの人が並んでいました。
今回の衣装はいつもと違い、本装束を着用して舞いました。下から紅梅の単(ひとえ)・萌黄の衵(あこめ)・白に摺り柄入りの忌衣(おみごろも)を重ねています。腰から長く引き摺っているのは裳()と言われるものです。ちなみに髪には菊かんざしをつけています。これは非常に高価な装束で、お値段は本學の授業料1年分でも全然足りないとか。
今回の浦安舞のために夏休み中も稽古を重ねてきた舞人。2人の表現する舞の一挙手一投足に来場者は惹きこまれ、魅了されていました。稽古の成果を発表することができたのではないでしょうか。お疲れ様でした。
実演の時には毎度お世話になっています青葉雅楽会の方々です。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
授業終了後には、個別で舞人との記念撮影や祭式講座、学生生活の質問タイムなどを設けました。来年度以降の入学を目指す人にとって有意義な時間となったのではないでしょうか。参加者の中に、一人でも多くの人が國學院大學に入学してもらえたら幸いです。