花が去り、寂しいかと思えば新緑が映える季節が来ました。
よく考えれば花が咲いている季節より緑でいる時間の方が長いですよね
青や緑色は人の目に優しいと聞きます。
植物たちが私たちに合わせてくれたのか、私たちが植物にあわせたのか…。共存の知恵でしょうか。不思議なものです。
若葉の季節と同時に、新入生のお稽古も始まりました。
教えてもらっていた後輩が今度は先輩として新入生に教えています。
舞を理解してもらうためにあれでもない、これでもないと教える側も一生懸命です。
今ではするすると舞える舞も先輩たちが一からこのように教えてくれていたと思うと、今更かもしれませんが先輩の偉大さが身に染みてわかりました。
教えていくうちに自分は何を理解していないのか、またどのような気持ちで舞っていたのか、再認識して私たちも勉強になっています。
観月祭や神社でのご奉仕など華やかなイメージがある神楽舞ですが、実は地味な作業の繰り返しの中に本質があるのではと思います。生半可ではすぐに人にも神様にも見抜かれてしまいます。その一つ一つ、目に見えない事柄をしっかりこなすことが重要なのだと、見学や体験を通して、新入生に少しでも伝わればいいなと思っています。
新しいみすゞ会と初夏に思いを馳せて
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